单项选择题

問 題 9 次 の (1)か ら (3)の 文 章 を 読 ん で 、後 の 問 い に 対 す る 答 え と し て 最 も よ い も の を 、A、B、C、Dか ら 一 つ 選 び な さ い 。

(3)

世界の食糧供給の頭打ち、かつての日本と同じように、経済成長のために農業を衰 退させ、一方では食生活の向上を図るアジアの動きなど、私たちが暮らしている輸入 大国の基盤は意外に脆い。

私たちは、① このへんで食糧危機管理体制を考えておく必要があるのではないか。

危機管理とは、いったんことが起きた時に、生産から流通までをどうするか、前も って体制作りを考えておくことである。②体制を制度にしておかないと、食料確保 のためのある程度強制力を持った政策を実施することなど不可能である。畑にはイ モ類を優先的に植えなければならない。個人的に嫌だという人がいても、国民が最 小限の栄養をとるために協力してもらう必要がある。この点を制度化しておく方が 良いのではないか、ということである。

平和な時には、この制度は眠らせておけばいい。いざという時に政府が発動する のである。普段は、政府はなるべく食料の生産や流通には介入すべきではない。そ れぞれの立場の人たちが、自由に活動出来るような環境を整えておく役割だけでい い。 しかし何かの時には、食料管理に責任を持つ仕組みに移行するのである。多く の場合は、異常事態が過ぎ去るまでの一時的な措置になるだろう。(中略)

食糧の危機管理体制とは、非常事態に備えた生産から流通までの仕組み作りであ る。発動することがないように祈りながら、制度を検討しておく必要があるのでは ないか。

(中村靖彦「コンビニファミレス回転寿司」による)

このへんで食糧危機管理体制を考えておく必要があるとあるが、なぜか。

A.今すぐ食糧を確保し国民一人一人の生活を守らなければならないから
B.アジアを中心として食料の生産や流通に非常事態が起きているから
C.食糧の確保が今後ますます難しくなることが予想されるから
D.食糧輸出国の危機管理体制が確固としたものではないから
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单项选择题
(2)すでに地図の空白がなくなった現在、地理的な冒険や探険といった行為は、時間が 経つにつれてどんどん不可能になってきている。ジャーナリストの本多勝一氏は、 冒険の条件として「命 の 危 険 性 I と「行為の主体性」の二つをあげているが、①近代の 冒険は、その後者が重要なのだ。それはつまり自己表現の問題とも密接に関わって くる。ここでいう表現とは、地図上に誰もたどったことがない軌跡を描くという意 味である。これまでの人類の歩みを俯瞰して、その隙間を見つけ、自分なりの方法で 空白を埋めていく行為と言い換えることもできる。わかりやすいところでは、登山 におけるバリエーションルートや、8 000メートル峰を無酸素で登ることや、厳冬期 にどこそこを横断するとか、はじめて大陸の最高峰に全部登るとか、そういうこと だ。未踏の地がなければ、点と点を結んで誰もおこなっていないことをすればいい。 そうした点と点を結ぶのが厳しい土地、アクセスの難しい場所、思いもよらないルー 卜を形成するなら、なおさらその注目度は増していく。冒険の世界には、海でも山で も空でも、そういう志向が必ずどこかに存在している。 白紙のキャンパスに絵を描 くためには表現力が必要なように、②地理的な空白がなくなった時代を生きる現代 の冒険家たちは、そこに特別な自分なりの題材見つけなくてはいけない。だからこ そ③冒険者はアーティストでもあるといえる。(石川直樹「最後の冒険者」による)筆者は①近代の冒険は、その後者が重要なのだと述べているが、それはどのよう な意味か。
A.誰も難関と感じる対象を探し、命をかけて挑戦することが重要だ
B.先駆者か偉業を成し遂げた場所に、新たな決意で挑戦することが重要だ
C.新たな冒険の対象を見いだし、独自の方法でそれに挑戦することが重要だ
D.誰も踏み入ったことのない場所に、独創的な方法で挑戦することが重要だ