问答题

  41、草も木も種を実らせ、種を土に落とす。落ちた種は土をかぶって雨露の恵みを受けると、内蔵された生命力が目ざめ、発芽して地上に頭角を表わす。光と水と肥料とに恵まれ、そのおさない植物体はどんどん成長して、やがて天に向かって勢いづいていく。成長する植物の最終の目的は、花を咲かせ実を結ばせることにある。42、植物体そのものは、人間の知恵でいろいろに利用されはするが、それは植物自身がもつ目的ではなかろう。生きの喜びとして花を咲かせ、やがて実を結ぶのが、独り植物とのみいわず、個体の生存、種族の保存を本能にもつすべての生物の目的と考えてよさそうである。人間にしても天寿を全うして志す業を遂げた上で後事を托すべき子に恵まれて終わるのが、人みなの願うところであろう。

  43、植物が生長を遂げ花を咲かせるのは、人間が功成り名遂げ、継承の子に恵まれて、満たされた心境に到達するのに等しい。植物の開花は自己顕現の最高の方法であり、その花によってよき実を結ばせ得れば、それによって彼の生命の永存を期することができ、生きることの意味において、人間の場合と全く異なるところはない。秦の始皇のように、不死の薬を求めるのは愚かである。おのれの生命は子に受け継がれることによって、永存を期し得るのであって、それはあらゆる生物に共通な動かしがたい真理なのである。つまり、花を咲かせたところがその生物の頂点で、その花がよき実を結べば、当然彼の一個の生命は使命を果たし、そのとき終わりを告げるのである。

  44、今年咲いて散り、また来年花開く年々去来の花の道理も、人の子や孫が、父や祖父と同じ花を咲かせることを思えば、これと何ら変わったところはない。人は一個の個体の終末を過大視して無常というが、継ぐ人さえあれば、死は交代に過ぎず、年々に去来する花に過ぎない。 医学が年ごとに進歩して、人間の寿命を伸ばしつつあるという。それなら、人間の寿命も無限に伸びて、始皇の願う不死が達成できるのであろうか。

  45、もしそうなれば、子の誕生をめでたいとは言っていられなくなる。むしろ本気で出生を防止せねば、地球上立錐の余地もなくなり、しかも、老人ばかりが増えて、白髪白髯が地を覆うことになろう。だがそんな心配は無用である。医学は人の病気を治すが、寿命を終えて枯木のように倒れる人をどうすることもできないし、またそれでよいのである。

【参考答案】

植物成长、开花,等同于人类取得了功名成就,后继有人的满足的境界。植物开花是自我表达的最好方式,通过开花而结得硕果的话,他......

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